- BioPackathon 2023 #6: ChatGPTとLarge Language Models(LLM)の現状と最新情報
- はじめに
- ChatGPTとは?
- iOS版ChatGPTアプリのリリース
- ウェブ情報の取得とプラグイン
- ChatGPTの限界
- 日本初のChatGPTプラグイン: 食べログ
- プロンプトエンジニアリング
- Magic社の開発
BioPackathon 2023 #6: ChatGPTとLarge Language Models(LLM)の現状と最新情報
6月14日に、研究会でトークしたスライドです。
はじめに
BioPackathon 2023 #6の概要です。ChatGPTとLLMの最新情報についての議論が行われました。その中で、iOS版ChatGPTアプリのリリース、ウェブ情報の取得とプラグイン、ChatGPTの限界、日本初のChatGPTプラグイン「食べログ」、プロンプトエンジニアリング、そしてMagic社の開発についてトークしました。
ChatGPTとは?
ChatGPTは、OpenAIが2022年11月に公開したAIチャットボットで、大量のテキストを学習したAIモデルです。現在の最新版はGPT-4です。LLMの登場によって、"自然言語"をプロンプト(指示文)としてAIに命令できるようになりました。
iOS版ChatGPTアプリのリリース
iOS版のChatGPTアプリがリリースされました。ただ、偽アプリが多数リリースされているため、必ずOpenAI公式からApp storeにアクセスすることが重要です。
ウェブ情報の取得とプラグイン
β版ですが、プラグイン機能が使えるようになりました。
ウェブ情報の取得については、全てのウェブ情報にアクセスできるわけではなく、アクセス可能なウェブサイトに制限があります。また、Webブラウジング機能は、プラグインの「WebPilot」についも言及しました。
現在、Plugin storeでは、400近くのプラグインが公開されています。プロンプトの自動修正・最適化ができる「Prompt Perfect」、数学や科学、作図などの様々なタスクを実行可能な「Wolfram」について紹介しました。
ChatGPTの限界
ChatGPTが苦手なこととして、モデルの学習データが2021年までであること、記事になっていない情報あるいはアクセスが難しい情報(会員サイト、地域ネタ、データベースなど)に弱いことが挙げられます。
日本初のChatGPTプラグイン: 食べログ
日本初のChatGPTプラグインとして「食べログ」プラグインがリリースされました。
自然言語(プロンプト)を入力すると、GPTでクエリを作成し、「食べログ」APIを介してDBを検索し、検索結果のメタデータを取得し、その情報をもとにGPTでさらに文書を生成しているようです。
プロンプトエンジニアリング
プロンプトエンジニアリングについても議論しました。
プロンプトエンジニアリングは、大規模言語モデルを効率的に使用するためのプロンプトを開発および最適化する新しい学問分野で、これが流行りそうであるとの議論をしました。
Magic社の開発
Magic社は、プログラミングに特化した、 LTM-1というLLMモデルを開発・リリースしたようです。