はじめに
ターミナル上で、よく使うであろう基本コマンドを紹介する。
cd、cat、head/tail、chmod、shutdownなどを解説する。
cd : ディレクトリ移動
cd [ディレクトリ] #このとき、「tab」を押すと、ファイルを表示・補完 #コマンド実行時に、[ ]は不要 #(1) Homeディレクトリに移動 cd #(2) 絶対パスでHomeからDesktopに移動 cd /Users/Home/Desktop #(3) 相対パスでHomeからDesktopに移動 cd ./Desktop #現在(./)のディレクトリの意味 #(4) 相対パスで、DesktopからTestに移動 cd ../Home/other/Test #1つ上(../)のディレクトリの意味
cat : ファイル内表示・結合・作成
#ファイル内の表示 cat [ファイルパス] #コマンド実行時に、[ ]は不要 #行番号を付加して、ファイル表示 cat -n [ファイルパス] #複数ファイルから、結合ファイルを作成(行方向に結合) cat [ファイルパス1] [ファイルパス2] > [ファイルパス3] #ex. cat test1.txt test2.txt > test3.txt #空ファイルの作成(Ctrl + d で終了すること) cat > [ファイルパス] #すべての履歴表示、「~ (チルダ)」はHomeディレクトリの意味 cat ~/.bash_history #OR history
head / tail : ファイルの先頭や末尾を表示
#ファイルの先頭から、10行を表示 head -n 10 [ファイルパス] #ファイルの末尾から、10行を表示 tail -n 10 [ファイルパス]
覚えておくと良いターミナルコマンド
#システムを終了する shutdown -f now #再起動する reboot #ユーザーに実行権限を与える chmod +x [実行ファイルのパス] #すべてのユーザーに実行権限を与える chmod a+x [実行ファイルのパス] #Rootユーザーでコマンドを実行する sudo reboot
ターミナルコマンド補足編
#日時を表示するコマンド。 date #2021年のカレンダーを表示する cal 2021 #アクティブなジョブの表示 jobs #ジョブモニターの表示 top
まとめ
プログラミング学習には不可欠な、ターミナル操作。
ターミナル操作が、一般的なブラウザ操作よりも扱うのが難しい理由は、文字で操作するというコマンドラインインターフェイス(CUI)というそもそもの操作体系の違いにある。
また、ターミナルを使いこなすには、Linuxの基本コマンドを覚えることが必要もある。 LinuxコマンドはLinuxだけでなく、Mac OSでも使えます。
Linuxコマンドを覚えることで、プログラミングスキルが一気に上がることになります。