はじめに - Devel版R
Devel版R(あるいは、R-devel)は、 パッケージ開発者用に配布されていて、 最新(安定版)の次のRバージョンである。
Bioconductorのページを参考にして、 Devel版RのDockerイメージを使ってみたので、その方法をメモしておく。
Mac版 Dockerのインストールや設定は、過去の記事を参考のこと。
Bioconductorのサイトに載っている、Quick start の手順は以下のとおりである。
Quick start
1. Docker インストール & 起動
2. ターミナルを起動する
3. Biocイメージのダウンロード・起動
docker run \ -e PASSWORD=bioc \ -p 8787:8787 \ bioconductor/bioconductor_docker:devel
4. Webブラウザで、「http://localhost:8787」にアクセス。
5. 終了時は、ターミナルをアクティブにして「コントロール + c」で停止する。
これでも、悪いことはないけど、好みの問題かも。
個人的には、 -d とか-vとかのオプションを入れて、openでアクセスするのがリコメンド
Devel版なので、Root権限、フォルダの共有もしておきたいということで、以下の手順となった。
1. Docker インストール & 起動
2. ターミナルを起動する & 作業ディレクトリに移動する
3. Biocイメージのダウンロード・起動 + 「 -d & -v 」オプション etc
#Dockerコンテナの作成 & 起動 docker run \ -d \ --name bioc \ -v $(pwd)/Bioc:/home/rstudio/Bioc \ -e ROOT=TRUE \ -e PASSWORD=bioc \ -p 8787:8787 \ bioconductor/bioconductor_docker:devel
-vオプション(Docker側へのフォルダ参照の指定)は、適時、Bioc
を書き換えて使用する。
また、R上から実行する場合には、バックスラッシュ x 2 \\
となる。
#Dockerコンテナの作成 & 起動 system("docker run \\ -d \\ --name bioc \\ -v $(pwd)/Bioc:/home/rstudio/Bioc \\ -e ROOT=TRUE \\ -e PASSWORD=bioc \\ -p 8787:8787 \\ bioconductor/bioconductor_docker:devel")
4. openコマンドで、Webブラウザ起動
open http://localhost:8787 #R上から system("open http://localhost:8787")
5. 終了時にやること
#コンテナ起動の確認 docker ps #Dockerコンテナの停止 docker stop [CONTAINER ID]
最後に一言
Devel版Rは、普段使いにはあれなので、Dcokerにしよう。